一夜賢者経
2005年 09月 18日
過ぎ去れるを追うことなかれ、未だ来らざるを願うことなかれ
過去、そは既に捨てられたり
未来、そは未だ到らざるなり
されば、ただ現在するところのものを、その所においてよく観察すべし
揺らぐことなく、動ずることなく、それを見極め、実践すべし
ただ、今日まさに作すべきことを熱心に作せ
たれが明日、死のあることを知らんや
まことに、かの死の大群と逢わずというは、あることなし
見極めたる者は、心を込め、昼夜怠ることなく実践せん
かくのごときを、一夜賢者といい、また心しずまれる者というなり
・・・一夜賢者経 (中部経典)
by nature-lives
| 2005-09-18 17:32
| 日記